どのように事業資金を用意すれば良い?「自己資金」と「融資」それぞれの特徴を解説
事業にかかる費用を節約したいなら「自己資金」
事業資金の調達方法として最もシンプルなのが自分で貯めること、いわゆる「自己資金」というものです。どこかから事業資金を借りる場合、当然定期的な返済が発生します。返済額は借りた金額やどこから借りたかにもよりますが、決して小さな金額ではありません。月々、しっかりお金を返していけるような売上を上げなければならず、人によっては返済をプレッシャーに感じる場合もあるでしょう。また、事業資金を借りると、返済時、元本だけでなく利子も払わなければなりません。開業後に返済の心配をしたくない、開業にかかる費用を少しでも抑えたいという方は、自分でコツコツ自己資金を貯める方法が良いでしょう。ただし、開業に必要な資金額によっては用意するまで長い時間がかかることも。
スピーディーに開業したいなら「融資」
できる限り速やかに資金を用意し、スピーディーに開業したいなら「融資」で資金調達する方法があります。銀行など事業主向けの融資を行っている金融機関に申し込み、資金を借入れるものです。この方法のメリットは審査を通過すれば短期間で数百万以上のまとまった資金を用意できること。資金があれば一気に開業まで進められます。ただし、融資の契約で定められた時期から、月々決まった金額をコンスタントに返済していかなければなりません。開業後の事業の状況によっては返済が経営を圧迫する可能性もあります。融資を受ける場合は、具体的な事業計画をイメージしながら、無理なく返済していける借入額を検討することが大切です。
サラリーマンが独立開業する場合は、審査が通りやすいサラリーマン時代にクレジットカードを作っておくと良いでしょう。事業資金が一時的に不足した場合にキャッシングで凌ぐ事ができます。