通信制大学院とはどんな所なのかを知ろう!
できた経緯と現状を知ろう!
通信制で学べる大学院があることをご存知でしょうか。高校等は聞いたことはあるものの、通信制大学院という存在は初耳だという人もいるかと思います。通信制大学院ができた背景には、大学を卒業してから社会人になり、そこから大学院で学ぶ内容を改めて勉強したいという人の増加があります。そうした人が仕事との両立をしながら学びなおせるようにと、1998年に通信制大学院が制度化されました。2020年度現在では、27の大学が通信制大学院を設置しており、博士課程の設置をしている所もあります。
どんな方法で勉強するの?
では、具体的にどうやって大学院で勉強するのでしょうか。テキストや自分で教材を印刷して学ぶ、学校ごとの放送メディアを使った授業等様々な方法があります。それらで学んだ内容の習熟度をはかるためにレポート提出もありますが、郵送の他にeメール対応をしてくれる所もあるようです。さらに、博士課程がある所などでは実際に講師と対面して学ぶ面接授業がある所もあります。特に社会人の方は、普段中々対面で学べない分こうした機会に分からない点をどんどん聞くとよいでしょう。
通学する方法にはないメリットがあります!
通信制大学院に通う最大のメリットは、学費の安さという点になります。印刷教材等で自分で学ぶことが多いため、学費を安く設定してくれている所も多いです。一人暮らしを始めたばかりで食費等の固定費がかかる、家庭を持っているという人にとってはありがたいのではないでしょうか。さらに、通信制だからこそ学びのサポートが充実しているというメリットもあります。いつでもサポートが受けられるよう、ネットやSNS上で質問などができるシステムを完備している所も多く、一人でも学びやすい環境といえます。
通信制大学院は、大学院レベルの学習を希望しながらも様々な事情で大学院への進学が叶わなかった人達からの需要に応えて出来た制度です。研究者の養成や高度専門的能力を有する人材の育成という役割を担っています。